難しいヒーロが なぜ基礎といわれるのか?
ーロは難しい技術?
タンゴを始めると
ヒーロは難しい技術と
よく聞きます。
このヒーロがタンゴの基礎だ
と説くマエストロもいます。
ではなぜ基礎として伝えられるのか?
考えてみたいです。
ヒーロは世界共通ステップ?グレープバイン
ヒーロの動きは
前・横・後・横
と4歩で一巡します。
単純に一歩いくごとに90度づつ回ると
360度一周することになります。
これを一度直線上にしますと
グレープバインという動きなります。
この動きは世界中でいろいろなダンス
その動きや動きの一部だったり
名前が取り入られています。
それは
エアロビクス
ヒップホップ
ベリーダンス
チアダンス
そして
ジャズダンス
また小さい時に童謡にあわせて踊った
「かごめかごめ」
小学校の時に習った フォークダンスの
「マイムマイム」にもこの動きがでてきます。
こしてみると日常生活ではやらない動きですが
ダンスの世界ではよく使われている動きです。
グレープバインは自然な動き
なぜ、グレープバインの動きが
使われるのでしょうか?
グレープバインの動きになるのはどういうときでしょうか?
一人で踊る時は
正面を向きながら 横に動くと時のステップとして使われてます。
集団で踊る時は
手をつないで円で動く時に使われています。
こうしてグレープバインやってみると
始めたの方でもスムーズにできます。
ではなぜ スムーズにできるのでしょうか?
手をつなぐ かごめかごめの動きでみてましょう。
手をつないで円になり、円周上を動く動きが
グレープバインになります。
人は歩く時に自然に腕を振るものですが
両手をつないでいるので 腕が振れない状態です。
そこで 腕の振りをおこすかわりにからだが左右に振れます。
あまり考えなくとも
グレープバインのステップができます。
一人でグレープバインをする時も横に手を広げ
行うと手をつないだ状態になりやりやすくなります。
タンゴの中でのグレープバイン
タンゴの動きで考えてみましょう。
ヒーロの動きはお分かりの通りです。
その他の動きはどうでしょうか?
男性 「横・前」
女性 「横・前」
と一緒に動くと「アメリカーナ」という動きになります。
今度は 男性が後ろ 女性は前ではじめると
男性が 「後・横・前」
女性が 「前・横・後」
と踏むと
「バルドーサ」や「サリーダ」など
ベーシックステップの始まりと同じになります。
サリーダのクロス
サリーダを分解すると
グレープバインの変形とわかります。
女性は 「前・横・後」 この後 横を後ろ気味に
そして 次の前を 小さくすると クロスのステップになります。
男性は 「後・横・前」 この後 横を前気味に
そして 次のステップを 閉じると サリーダになります。
(閉じるを後ろにかける先生もいます。)
このグレープバインの動きには
横から前 や 横から後ろ の動き時
「オーチョ」につながります。
「オーチョ・コルタード」も グレープバインの変形です。
このように「ヒーロ」の動きが
タンゴのステップを奏でていることが見えてきます。
いかがでしょうか?
それでは 今日も「ヒーロ」を磨きましょう。
GYU