[No.59] CIM(Campeonato Inter Milonga)!
ブエノスアイレス・ニュース 2017年10月5日
CIM(Campeonato Inter Milonga)!
今日は、春を飛び越えて一気に夏になりそうなブエノスアイレスです。気温26度、数日前には14度くらいでしたので、12度も上昇したことになります。市内のミロンガは、人が減って8月の混雑がまるで嘘のようです。この時期、ミロンガのオーガナイザー(主催者)は、お客さんを集めるためにいろいろと思考を凝らします。その一つがこのCIM(通称シム)。いくつかのミロンガが共同でタンゴダンスのコンペを開催します。特徴は、一般客が、投票でお気に入りを選ぶということです。ですからお友達を多く集めたペアーは、勝つ可能性が高くなるということで、主催者にとっては、人が集まるということになるわけです。予選は、既に9月から始まり10月いっぱい行われます。11月が準決勝、そして決勝は、12月に行われます。優勝者には、賞金や賞品(タンゴシューズ等)が、授与されます。とてもオープンな大会で、参加資格として国籍等は問われません。18歳以上なら誰でも参加できます。
さて、コンペ好きの私はというと、一昨日の予選に参加してきました。場所は、サロン・カニング(外国人には有名な場所です)。出場したのは、45歳以下の方のためのタンゴ部門。あれ?私ってそんなに若かったでしたっけ?と疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。その辺もとてもオープンな大会です。今回一緒に踊ってくれたパートナーは、タンゴ大学のクラスメートの女性、ロシア人です。いつもはスペイン語、時々英語で意思疎通しています。
CIM出場記念に1枚
サロン・カニングの入り口にて
ミロンガが始まる23時ごろ会場入りし、大会は午前0時30分ごろ開始されました。今回の予選参加者は、合計11組で、最初に6組と5組に別れ、それぞれ異なるタンゴを一曲踊り、最後に11組で、さらに一曲踊りました。ということで各ペアーは、合計2曲踊ったわけです。通常のタンゴ3曲踊って審査という方法よりも短時間で実施できます。これは、観客を飽きさせない配慮だと思いますが、そろそろ体力に自身がなくなってきた私(本当は50歳越えています!)には嬉しいことです。最初の曲は、ゆっくりとしたテンポの曲で、一緒に踊った若者達は、少々表現するのに大変そうでした。全員で踊った2曲目は、ダリエンソの軽快なリズムで、みんな1曲目の鬱憤を晴らすかのように踊っていました。そんな若者達に混じって踊るというのも爽快で楽しいものでした。
踊り終わるとすぐに投票が行われ、ミロンガタイムを挟んで結果の発表がありました。今回は、上位70%が準決勝進出ということ(結構甘いです)で、11組中7組ということでしたが、さらに開票結果で同点者がいたため、合計9組が勝ち残ることになりました。私はというと、幸運にも結果発表が始まると一番最初に名前を呼ばれ準決勝進出となり、はらはらさせられることはありませんでした。
準決勝進出者の発表
記念撮影の様子
今後のスケジュールとしては、27日に行われるワルツ部門の予選に出場する予定です。ミロンガ部門も別の日に行われますが、今回はお休みということにしました。これからパートナーとワルツの練習に入ります。ですが、2曲踊っただけなのに、今夜は足が筋肉痛です。筋力の衰えには、勝てないようです。体を労りながらタンゴを楽しんでいきたいと思う今日この頃です。
ブエノスより