【No.6】タンゴシーズン到来!
最近のブエノスアイレスは、日中の気温が10度を下回る日も出てきて、冬真っ盛りといった感じです。
街路樹の葉もすべて落ちてしまい、枝だけになっています。
しかし、この時期がタンゴのシーズンなのです。8月には、ブエノスアイレス市主催のフェスティバル(タンゴの演奏家が無料でコンサートを行ったり、有名なダンサーが無料で、ワークショップをやったりします。)、そして、世界大会が行われるため、海外からのタンゴ愛好家の方々も増え、ミロンガやプラクティカは、混雑します。
また、海外でタンゴのショーやクラスをやっていたプロのダンサーの方々も、戻ってきます。
さらにこの時期に合わせて、他のタンゴフェスティバルなども開かれます。
今回は、そんなハイシーズンのブエノスアイレスの様子をご紹介させていただきます。
プライベート団体によるイベントについてご紹介します。
ブエノスアイレス市が主催するフェスティバルと世界大会については、次回詳しくお知らせさせて頂きますので、プライベート団体によるイベントについてご紹介します。
第3回TANGOSECRETS Festival2015
7月27日から8月2日の日程で、Fernando Graciaが、開催します。
フェスティバルは、一般的には、ワークショップ(タンゴのクラス)とデモンストレーションがメインになります。
目玉は、今年81歳になるマリア・ニエベスと日本でもお馴染みのカルロス・リバローラといったところでしょうか。
Bailando Tango
こちらは、8月12日より始まるショーです。
劇場が立ち並びブエノスの不夜城と言われるコリエンテス大通のTeatroAstral(テアトロ・アストラル)で開催されます。
モラ・ゴドイとオラシオ・ゴドイによるタンゴショーです。
TSE 2015 Tango Salon Extremo
www.tangosalonextremo.blogspot.com
こちらは、サロンスタイルのタンゴのフェスティバルです。
主催者は、Fernando Galeraです。
日本にも行っているので、皆さんご存知かもしれません。
8月8日から16日まで開催されます。
サロンスタイルの方のためのフェスティバルです。
注目は、Pancho Martinez Pey &Lorena Ermocida(パンチョ・マルティネス・ペイ&ロレーナ・エルモシーダ)でしょうか。
ロレーナは、今は亡きオズワルド・ソットのパートナーとして有名です。
パートナーのパンチョは、世界大会などで審査員も務めていますし、プラクティカ「Cheek to Cheek(チーク トゥ チーク)」の主催者でもあります。
そして、私のお気に入りのダンサーです。
第9回 Milongueando 2015
8月14日から17日の日程で、開催されるミロンゲーロ・スタイル(深いアブラッソで、主にミロンガで踊るためのスタイル)のフェスティバルです。
主催は、女性2人、スサーナ・ミラーとマリア・プラサオラです。
マリア・プラサオラは、偉大なるマエストロである、カルロス・ガビートの最後のパートナーを務めたダンサーで、今年は、彼の没後10年に当たるので、それを記念して何かサプライズがあるようです。
今年の特別招待ミロンゲーロは、オラシオ・フリアン・プレスタモで、今、私が、一緒にクラスをやっているマリア・アレハンドラ・リバのパートナーだった人です。
彼の独特な踊りの秘訣が、聞けるのかもしれません。
8月は、他の時期にはない賑わいを見せるブエノスアイレスです。
是非1度、その目でご覧になられるのはいかがでしょうか。
(その際のお泊りは、カーサ・デ・アナをよろしくお願いします。)
ブエノスより