Centro Educativo del Tango en Buenos Aires (CETBA)
正式名称は、Centro Educativo del Tango en Buenos Aires (CETBA)と言いますが、通称「タンゴ大学」です。
日本には、無い大学だと思います。
私事ですが、この3月からこのタンゴ大学に入学しました。
そこで、まだ始まったばかりですが、今回は、このタンゴ大学についてお知らせさせていただきます。
創始者は、Rodorfo Dinzel(ロドルフォ ディンゼル)というタンゴダンサーで、Tango Argentinoのダンサーとして活躍した方です。
大学には、2つの学科があります。
1つは、タンゴダンス学科、そしてもう1つは、タンゴ歴史学科です。
1学期は、3ヶ月で1年に二学期(合計6ヶ月)あります。
そして、2つの学科とも3年で卒業のコースになっています。
授業料は、すべてブエノスアイレス市負担のため、生徒は無料で受講できます。
私は、ダンス学科に入学しましたので、ここからはダンス学科についてお話します。
ダンス学科のカリキュラムは、週4日で、時間は夜7時から10時までの3時間です。この12時間で11のクラスを受講できます。
カリキュラム
1.Teatro 1(演劇/実技)
2.Musica aplicada a la danza(踊りに適用する音楽/座学)
3.Danzas folklore argentina(アルゼンチンフォルクローレの踊り/実技)
4.Tecnica de mecanica(技術の仕組み/実技)
5.Practica y esquemas(練習と設計/実技)
6.Origen del tango danza(タンゴダンスの起源/座学)
7.Practica y perfecta(練習と完成/実技)
8.Taller de la practica(練習のワークショップ/実技)
9.Teoria y tecnica 1(論理と技術/座学)
10.Teoria de la practica(練習の論理/座学)
11.Limpieza tecnica(技術の精錬/実技)
私の在籍するダンス学科でも、実技の他、「音楽のタンゴについて」や「踊りの歴史」などを知識として学ぶことができます。
また、踊りもタンゴだけでなく、密接な関連を持つフォルクローレも学べます。
さらに、表現力を養うために、演技のクラスが組み込まれ充実した内容になっています。
まだ、始まって1週間(3月14日より開始)ですが、とても興味深く受講することができています。
ただ、すべてのクラスがスペイン語で実施されるため、スペイン語の意味がわからない部分や聞き取れなかった部分があります。
でも、そんな時はクラスメートに聞くとみんな親切に教えてくれます。
約40人の生徒で構成される私のクラスには、日本人の私の他、ロシア人、ブラジル人などが含まれています。
みんな楽しそうに授業を受けています。
CETBAのHP
http://cetba-uni.blogspot.com.ar/
ブエノスより