セマナ・サンタ(キリスト教の復活祭)も終わり、秋がだんだん深まるブエノスアイレスですが、この時期は特に雨が多い季節です。
2日か3日に一度は雨が降ります。
そして一雨ごとに気温が下がっていきます。
もう何回かの雨が降って、今日は曇りです。
ここ一週間の天気予報もこのとおり、雨が多いです。
毎年この時期は雨が多くなります。
雨の降りかたとしては、2種類あります。
熱帯雨林の気候のように、さっと降ってさっと止む、スコールのような降りかたと、じとじとと日本の梅雨みたいな降りかた。
最初はスコールのように降ります。
それが、だんだんと梅雨みたいな降りかたに変わります。
こんな雨の日でも、ポルテーニョ(ブエノスアイレスっ子のことをこう呼びます)は、あまり傘をさしません。
フードのついた大きめのコートを着たり、キルティング加工のもの(防水ではないのですが)を着て濡れたまま街を歩いています。
なぜそうなのかはわかりませんが、それでいいと思っているようです。
中には、ジャージ姿で雨の中を歩いている人もいて、濡れるということへの感覚が日本のそれとは違なるように思えます(でも実際は冷たいし、日本と変わりません)。
例年、4月はこうして雨がたくさん降る季節なのですが、この雨によって一足ごとに冬に近づいていきます。
この雨が終わるころには、秋を通り越して、冬の知らせが届きます。
あっ、また雨が降ってきた!
ブエノスより