2年生終了!
ようやく期末試験に目途が立ち、一段落といったところです。
今回は、大学のお話です。2年生で学んだことについてお話します。前回は、理論的なお話だったので、今回は実技の講座の内容を中心にまとめてみようと思います。
今年の実技の項目は、
- ガンチョ
- サカーダ
- バリーダ
- ヒーロ
- 停止の振り付け(コルテ、パラーダ、ケブラーダ、フレーノ)
ですが、最後の項目”停止の振り付け”については、以前お話をさせていただきましたので、上から4項目についてお話します。
各技術には、定義、方法、それに分類が定められていますが、方法についてお話しするとA4用紙に8ページくらいになってしまいますので、定義と分類についてまとめます。
<ガンチョ>
定義:カップルの一方(男性または女性)が他方の足に足でしがみつく(enganche)こと
分類:
実施機会による分類
シンプル:ガンチョを1回のみ行うこと
ダブル:同時に男女がガンチョを行うこと
継続:同じガンチョを2回以上続けて行うこと
移動方法による分類
ガンチョ・リソ:同一の場所で行うこと
ガンチョ・ヒラード:カップルの垂直軸を中心に回りながら行うこと
ガンチョ・デスプラサード:カップルの垂直軸を移動させながら行うこと
ガンチョを受ける側からみた発生方向による分類
内側:脚の内側から外側に向けてガンチョすること
外側:脚の外側から内側に向けてガンチョすること
同調の規則からみた分類
ガンチョ・ナチュラル:実施者が受け手の後方から前方に動いてガンチョすること
ガンチョ・ファルソ(擬似):実施者が受けての前方から後方に動いてガンチョすること
ガンチョ・フィルレーテ:動きに中断が無いガンチョのこと(上記2つのガンチョは、ガンチョにより運動の方向が変化するが、フィルレーテでは変化しない)
しがみつく足からみた分類
ナチュラル:男女の同じ足どうし(右と右、左と左)でガンチョすること
オプエスタ:男女の違う足どうし(右と左、左と右)でガンチョすること
メディオ:受け手の両足の真ん中にガンチョすること
<サカーダ>
定義:相手のスペースに侵入して、足を取り除く技術
分類:
コンタクトする部分による分類
下部:足の甲でサカーダすること
上部:太股でサカーダすること
後部:ふくらはぎでサカーダすること
実施機会による分類
シンプル:1回のみ行うこと
ダブル:異なる種類のサカーダを2回行うこと
継続:同じサカーダを2回以上行うこと
サカーダする足からみた分類
ナチュラル:男女の同じ足どうし(右と右、左と左)でサカーダすること
オプエスタ:男女の違う足どうし(右と左、左と右)でサカーダすること
<バリーダ>
定義:どちらか一方が他方の足を自分の足で圧力をかけて、床の上を移動させる技術
分類:
実施機会からみた分類
シンプル:1回のみ行うこと
ダブル:異なる種類のバリーダを2回行うこと
継続:同じバリーダを2回以上行うこと
バリーダする足からみた分類
ナチュラル:足の内側でバリーダすること
オプエスタ:足の外側でバリーダすること
クロス:実行者の足がクロスするバリーダをすること
開く:受けての足が股の開く方向に移動されるバリーダをすること
閉じる:受け手の足が股の閉じる方向に移動されるバリーダをすること
<ヒーロ>
定義:男性、女性、または2人の垂直軸を使ってそのまわりを回る技術
分類:
意図の有無による分類
意図的:意図的に実施するヒーロ(例 モリネーテやコントラモリネーテ、エンロスケ等)
影響的:他のフィグーラの結果発生するヒーロ(例 ダブルサカーダ、カレシータ等)
回転の向きによる分類
右:男性からみた右
左:男性からみた左
実施機会による分類
シンプル:1回のみ行うこと
ダブル:異なる種類のヒーロを2回行うこと
継続:同じヒーロを2回以上行うこと
移動の有無による分類
支点:同じ場所でヒーロすること
移動:垂直軸の移動を伴うヒーロをすること
以上の技術についての習得が実技の内容でした。内容については、色々と議論がありそうですが、一応トラディショナルな技術としての内容だそうです。
今年も座学、実技共に選択した11科目全て合格できそうです(座学1科目が先生サイン待ちです)。やれやれといったところです。早いもので来年は最終年の3年生!
2017年12月ブエノスより