【No.7】フェスティバルと世界大会!(1)
いよいよ8月がやってきました!
今月は、ブエノス市内がタンゴ一色に変わります。
街中にポスターが貼られ、ミロンガにも海外からいらしたタンゴ愛好家がたくさん集まり、とても賑やかになっています。
さて、このフェスティバルはブエノスアイレス市による主催で行われます。
ちなみに昨年の統計では、延べ60万人が200以上の無料の催しを楽しんだそうです。
今年は、それを上回る規模のイベントになるのでしょうか?
タンゴに関わっている者の一人として私も、より多くの人々にタンゴが愛されるようになることを祈っております。
続々と予選大会を勝ち抜いたシード選手
一方、世界大会の方はといいますと、続々と予選大会を勝ち抜いたシード選手が決まっておきております。その中から一部をご紹介していきます。
まずは、イギリスのロンドンで行われた大会からは、ドイツ人のカップル「Mirjam “Mimi” Hirsch(ミルハム ”ミミ” ヒルシュ)&Nikita Gerdt(ニキータ ゲルト)」がピスタ部門の代表に選ばれています(ちなみに2位は、オランダのカップルだったようです)。
ここで説明しておきますが、世界大会には2つの部門があります。
1つは、今ご紹介したピスタ部門、そして、もう1つはショー部門です。
世界大会が始まったころは、サロン部門と呼んでいたのですが、数年前に競技ルール改正があり、ピスタ部門と名称が変更されより自由な表現が許されるようになりました。
話は戻りますが、このドイツ人のカップルは長身でありながらとても柔らかい雰囲気を持った踊りをします。
勿論テクニックもあります。
少しタンゴモデルノのような要素も取り入れています。
健闘を期待したいと思います。
次に現在最も注目を集める国ロシアのモスクワ大会からは、Kurkatov Sergey(クルカトフ セルゲイ)& Burenicheva Yuliya(ブルニチェバ ユリヤ)組がピスタ部門、Astafyev Dmitriy(アスタフェブ ドゥミトゥリ)&Finenkova Taisiya(フィネンコバ タイシヤ)組が、ショー部門の代表となっています。
ロシアの大会はレベルが高いと評判ですし、アルゼンチンからもたくさんの有名なダンサーが教えに行っているので、期待が持てます。
今年のヨーロッパチャンピオンは、Csongor Kicsi(読み方が難しくて分かりません。すみません)&Laura Laru(ラウラ ラル)組(ピスタ部門)です。
彼らはルーマニアのカップルです(実は、私事ですが、昨年ルーマニア人の女性と出場したので親近感を感じます。去年はルーマニアからは、私達1組でした)。
ショー部門のチャンピオンはKirill Parshakov(キリル パーシャコフ)&Anna Gudyno(アンナ グジョノ)というロシアのカップルです。
ちなみにピスタ部門の2位もロシアのカップルとロシア勢は強いです。
さて止め処もなく書いてしまいましたが、これらの強豪に加え、日本からもアジアチャンピオンとして青木舞子&マイコル ミラ組(ピスタ部門)とナツコ&ロドリゴ組(ショー部門)が参戦され、今年も熱戦が繰り広げられることは間違いないです。
さあ、みなさんも応援よろしくお願いします。
参考HP http://festivales.buenosaires.gob.ar/es/tango
ブエノスより