先週の木曜日(11月12日)ブエノスは大雨。
その雨の中、国立タンゴアカデミー(http://www.anacdeltango.org.ar/)主催のイベントが行われました。
タイトルは、”Homenaje a Japón(日本に敬意を表して)”。
国立タンゴアカデミーは、Horacio Ferrer(オラシオ フェレル 作詞家でアストル・ピアソラの曲などに詩を提供。)氏が設立したタンゴ協会です。
その建物は、有名なカフェ・トルトーニの隣に有ります。
タンゴに関連した様々なものが展示された博物館が併設されており、タンゴの歴史を体感できる場所です。
この博物館の一角には、ステージが設けられていて、タンゴのコンサートなどが時々行われています。
今回、そのステージを使用して、日本とアルゼンチンのタンゴを通しての交流を記念したイベントが開催されました。
イベントの内容は、主催者アカデミー代表の挨拶から始まり、パネルディスカッション、アルゼンチン人と日本人によるタンゴの演奏、そしてタンゴダンスと続いていきました。
そして私もタンゴとワルツを1曲ずつ踊らせて頂きました。
このイベントに訪れた方々は、主に日系人と日系企業の代表者が主ですが、他にスペインのタンゴフェスティバル主催者やアルゼンチンの地方のフェスティバル主催者なども列席されていました。
私が、注目したのは、アルゼンチンタンゴにおける世界的なギターリストJuanjo Dominguez(フアンホ・ドミンゲス)さんでした。
彼は、パネルディスカッションにも参加され、日本に11回も演奏旅行に行った話などをされていました。
しかし、残念なことに、今後は体調の関係で、もう日本まではいけないだろうともおっしゃっていました。
そして、もちろんその後のコンサートタイムで神がかり的なギターの演奏も披露してくれました。
彼のギターは、生き物のようにその音を発するように感じました。
いつまでもその音色を奏でて欲しいと心から願う次第です。
ブエノスより
Casa Ana 主人 Koji Hirai