[No.97] タンゴダンス世界大会2019!

    • 2019年8月29日
    • タンゴダンス世界大会2019!

    ようやく暖かくなってきたブエノスアイレスです。

    さて、今回は、世界大会についてお話したいと思います。今年の世界大会は、毎年同様熱戦が繰り広げられましたが、決勝チケットの配布方法が変わったということが、一つ大きな話題でした。

    例年同様予選、準決勝会場のUsina del Arteで16日に配布されたチケットもあり、こちらも例年通り配布開始時間(午前11時)の何時間も前から並んでチケットを手に入れた人も居ましたが、配布開始時間と同じ11時からネットでの受付が開始され予約番号をもらう事ができるようになりました。しかし、予約番号は、チケットそのものではないため、決勝当日に決勝会場であるLuna Parkで正午からチケットに交換という2重手間になっただけのことでした。

    しかし、大きな違いは、16日にまだブエノスアイレスに居なかった人もネットで予約番号が取れたということです。決勝当日にブエノスアイレスに居れば、チケットがもらえる仕組みになったということです。毎年お見えになるお客様のために並んでチケットを取っていましたが、今後は、お客様が直接取って頂けるようになったので、私としてはとても有難いことです。

    このインターネットの仕組みは、決勝のチケットだけでなく、無料で行われたタンゴのクラス、コンサート、世界大会の準決勝にも導入されました。しかしアルゼンチンだからでしょうか、当日、希望のイベントに予約番号なしで会場に来てなんとか入れてもらった人も結構いたようです。

    次に、結果のご報告をしておきましょう。

    ステージ部門の優勝者は、Fernando Rodriguez&Estefania Gomez。

    ピスタ部門は、Maksim Gerasimov&Agustina Piaggioです。

    注目は、ピスタ部門の優勝者が、ロシア人とアルゼンチン人のカップルということで、また、新しいタンゴの世界が開けた気がしました。

    さて、その他いくつか気づいた点をご紹介しておきましょう。

    今年は、地区予選の優勝者が決勝シードになりました(去年までは、準決勝シード)。これにより、決勝戦の盛り上がりが一段と増したようです。

    また、予選や準決勝で、決勝シード選手が、審査外としてウォームアップできるようになりました。これにより、シード選手のプレッシャーが、軽減されたと思います。

    折角の出場ですから、みんな存分に実力を発揮して優勝を決定して欲しいものです。

     

    ブエノスより