夏休みの残りも数えるほどになってまいりました。
こちらブエノスアイレスの夏休みは、学年の境目になるので、長い休みでも宿題はありません(息子の小学校では冬休みにも宿題はありませんが…)。
このため息子も毎日好きなことをして過ごしています。
ポルテーニョ達で賑わっているミロンガをご紹介
さて、今回のお話は、そんなヴァカンスシーズンでポルテーニョ(ブエノスっ子の愛称)達が少ないこの時期に、そのポルテーニョ達で賑わっているミロンガをご紹介させていただきます。
この場所では、週に4日ミロンガが開催されているそうで”Lo De Celia Tango”(ロ デ セリーア タンゴ)といいます。
皆さんの中にはご存知の方もいらっしゃると思いますが、カベセオ(視線で女性を誘う誘い方)方式のミロンガとして有名な”Cachirulo”(カチルーロ)が、開催されている”Obelisco Tango”(オベリスコ タンゴ)から3軒くらい隣の建物の1階(日本では2階に相当)にあります。
そして、土曜日のミロンガの名前は、”Milonga Rojo”(ミロンガ ロホ)と言います。
土曜日は、まさにカチルーロとバッチリ営業時間がかぶっているので、結構空いているのではないかと思いながら、入り口を入りました。
しかし、階段を登って会場の中を見るとそこは大賑わいでした。
そしてオーガナイザーのAdriana(アドリアーナ)が、タンゴ ロホの名前の由来どおり、真っ赤なドレスで出迎えてくれました。
彼女は、以前Gricel(グリセル)という会場で毎週月曜日のミロンガをオーガナイズしていました。
私は、昔そのミロンガの前のクラスでアシスタントをしていたことから、彼女を知っていました。
久しぶりに会うと満面の笑みで私にベシート(挨拶の意味の軽いキスのこと)してくれました。
席に案内されてしばらく踊っていると、席に戻ってきたときに一人の女性が追いかけてきて、踊りを褒めてくれました。
そして少し話をしていたら、何と彼女御年80歳だそうです。
でも元気に男性に誘われて踊っていました。
ここの年齢層は、高めで、以前グリセルで踊っていた人たちも何人か来ていました。
若者の踊りにはないしっとりとした味わいの踊りを久しぶりに堪能しました。
そうしているうちに、今度は一人の男性が話しかけてきました。
彼は、このロ デ セリーアのオーナーでした。フォーエバータンゴに15年も参加し、日本にも7回行ったことがあるとおっしゃっていました。
彼とのおしゃべりもまた、ミロンガの楽しみの一部となりました。
午前2時を回ったころ人が減ってきたので、私も失礼することにしました。
外人がほとんどいないポルテーニョ達のミロンガを楽しみたい方にはお勧めのミロンガです。
最近、スマホを買い換えたので、自撮りができるようになりました。
そこで、今回の写真には、私も登場させていただきました。
ブエノスより