ミロンガとは
ミロンガとはアルゼンチンタンゴを踊り楽しむサロンでありクラブです。
タンゴの魅力はここにあります。
出会いと別れ、見知らぬ男女が誘い誘われて踊るタンゴ。
それがミロンガで行われています。
ミロンガは世界中にあります
パリ、ローマ、ミラノ、ロンドン、ベルリン、アムステルダム、モスクワ、ストックホルムなどの大都市はもちろん、トルコのイスタンブールもギリシャ、地方の小さい町でも東欧のにもミロンガがあります。
アメリカ大陸はロサンゼルス、サンフランシスコ,シアトル、シカゴ、マイアミそしてもちろんニューヨーク、カナダのバンクーバー、モントリオール、トロントなどにも、ハワイにもあります。
アジアも最近はHOTです。
ソウル、上海、北京、香港、台北、マニラ、ホーチミン、シンガポール、クアラルンプール、バリなど。
タンゴシューズを一足持って旅に出ることは今までの旅行とは違う、全く新しい旅の始まりです。
現地のミロンガの扉を開けると、地元の人はもちろん旅行者とも出会います。
ツアーやガイドブックには載っていない刺激的な情報や楽しみができます。
カベセオで誘ってみよう
ミロンガでは男性が女性を誘うときにカベセオという誘い方をします。
カベセオとはアイコンタクトや身振り(頭など)手振りでアプローチする方法です。
この誘い方には合理的な理由があります。
- 一つは、断ることが容易である。
- 一つは、断られても周りからはわからない。
- 一つは、遠くからでも誘える。
カベセオができたのは1940年代のミロンガだそうです。
男性が女性を誘いに行くのにフロアを横切り、誘い行くのはとても時間がかかり断られたらまた自分の席まで戻る時間がかかる。
女性も断るのが容易である。
そういった観点からできました。
男性のベーシックなカベセオの方法としては相手を見ながら頭を斜めに傾けてみましょう。
もし相手につたわらない場合は2回、3回横に傾けたりまた、手振りや自分を指し私と踊らないか
より強くアピールをしてみます。
女性は踊りたい男性を見つけてその男性にアイコンタクトを送り続けます。
もし、別の男性がカベセオを送ってきたときには顔を横に背け、カベセオを見ないようにします。
お互いに合意したらフロアにゴー!
カベセオをより成功させるポイントは?
知らない人と踊るのは誰でも心理的な負担が高いもの。
そこで、ミロンガについたら席に着く前にまずミロンガに来てる人に挨拶しましょう。
「こんにちは 日本から来た〇〇です。」
旅行者とわかるといろんな人を紹介してくれたり席を案内をしてくれたりそのミロンガのことをおしえてくれたりとだんだんとそのミロンガになじめてきます。
最初は仲良くなった人から踊りましょう。
そうするといつも来てる人は注目してますのでその後にカベセオがしやすくなりますね。
ミロンガ前のレッスンに出るのも手です。
ミロンガのCodigo(コディゴ)
Codigoとはルールのことミロンガで踊る時にはルールが存在します。
このルールはミロンガが個人的な空間ではなく、多くの人がいるコミュニティー、社会性がある場所であることからミロンガの安全と秩序を保つために重要な役割を果たしています。
- 1.フロアを反時計回りに進むこと。
- 2.前にスペースある場合は進むこと。
- 3.進行方向右側から追い越しをしない。
- 4.混雑したダンスフロアを横切らない。(衝突をさけるため)
- 5.ダンスのラインをむやみに変えない。
- 6.フロアではタンゴの教授をしない。
- 7.ダンサー同士がもし衝突した場合、互いに謝罪をする。
- 8.フロアに入る時に、フロア流れ、特に後ろのダンサーに配慮する。
- 9.踊り終わりましたら、ありがとうの一言。
また踊り終わった女性を席までエスコートをする。 - 10.混雑したフロアでは空間を大きく使うステップや
高い床から脚を離すボレオ、ガンチョ等は禁止。 - 11.カップルで来てる女性を誘う時には、
男性に一言断りをいれてから誘う。
etc、コディゴは場所場所によって異なるものもあります。
ポイントは、自分だけではなく多くの人がそこ場で踊っているいます。
特に女性はタンゴの踊りの特性として危険な目に遭いやすいです。
男性はパートナー女性の、また周りの女性の安全を確保しながら踊りましょう。
もしフロアでそのことができるとミロンガで人気の男性になることでしょう。