カルロス・ガルデル
タンゴの魅力は “音楽”、”踊り”、そして”歌”です。
タンゴの歌は男性の嘆きや、女性への憧れの歌詞が多いです。
歴史的背景をみても移民が多かったので、女性が少なったのも要因の一つです。
また、ガウチョ達が即興的に歌を歌を歌いあったパジャドールの影響もあります。
そのタンゴの歌、そしてタンゴの存在を世界に広めたのは “Carlos Gardel” です。
彼の歌は世界的にもヒット。
出演する映画も大ヒットしました。
タンゴ界でも別格の存在で今でも多くのひとに敬愛されています。
Por una Cabeza 首の差で
今日はその彼が歌う “Por una Cabeza(首の差で)”を紹介します。
彼は1935年に飛行機事故で帰らぬ人となりましたが、この歌はその直前に撮影された映画「タンゴ・バー」の挿入歌です。
この曲は、映画「セント・オブ・ウーマン」でアルパチーノが踊るシーン。
また、フィギュアスケートの浅田真央さんがこの曲で演舞しました。
歌詞の内容は、男が色々と馬鹿なことをやり、首の差で彼女をとられ嘆く内容です。
Por una Cabeza
作曲:Carlos Gardel
作詞:Alfredo le PeraPor una cabeza,
todas las locuras.
Su boca que besa,
borra la tristeza,
calma la amargura.Por una cabeza,
si ella me olvida
qué importa perderme
mil veces la vida,
para qué vivir.首の差で
全ての愚行は
彼女のキスは
悲しみを消し
穏やかな苦味。首の差で
もし 彼女が私を忘れたならば
人生を1,000回
失うくらいと同じだ。
それが人生だからだ*
詩の一部を抜粋
「セント・オブ・ウーマン」でのアル・パチーノの有名セリフ
最後に映画「セント・オブ・ウーマン」でのアル・パチーノの有名セリフをご紹介します。
No mistakes in the tango,No like life
間違いはタンゴには無い、人生とは違って。it’s Simple
that’s what makes the tango great
シンプル。
それがタンゴをすばらしいものにする。