なぜ踊る前に五感を使うことが大切なのか?(タンゴを上手に踊る為に)
パートナーがいるダンス
普通のダンスとアルゼンチンタンゴの大きな違いは
パートナーがいることです。
パートナーがいることによって
踊る前に、相手を感じることが重要になってきます。
その理由は
相手を感じられないと二人の動きが
バラバラに、タンゴ特有のスムーズな動きや
エレガントさがなくなります。
ですので 一歩踊る前に相手を感じます。
感じるのはアブラッソからです。
手のひらからの情報は重要
アブラッソは腕と手によって行なわれます。
特に手のひら情報は重要です。
手は体の末端ですので、体の中心状態によって
とても影響を受けます。
リラックスしている人は 手は柔らかく、
緊張していたり、バランスを乱している人は手が硬いです。
また手のひらから
その人の意思を感じることができます。
手を置きたいのか?握りたいのか?
その情報を受けてそこから
踊る方法を見つけます。
五感の使い方
五感の使い方は生きるためのものと私は考えます。
文明が発達していない何千年も前の古代の人たちが
自分たちの住居から出る時にまず、何をするか?
と考えた時に
それは敵がいないか?
見つけ出すことです。 自分の身を守る。
何千年前は外は敵や危険が今よりも
多いことは想像することは容易です。
風から匂いを感じ
気配を感じ
目で追い
耳をすます。
行動を起こす前に
人に備わった感覚器で
自分の身を守る。そして
行動を起こす。
タンゴはこの機能(感覚)をより効果的に使う
タンゴはこれを踊り使います。
行動を(踊る)前に五感を使う。
その情報から相手を受け入れ踊りだす。
男性のリードも女性のフォローも
五感を使い相手を感じてから踊る。
タンゴで上手に踊るためにとても
重要なことです。練習しましょう。
GYU